不機嫌を撒き散らす

公共の施設で、順番待ちをしていた時のこと。


ある人がやってきて、
必要書類を貰おうとして、案内係の人に、
声をかけていました。


通常、良く使われる書類ではなかったので、
番号札を引いて、窓口で書類を貰って下さい、
と言われると、ムッとし、お礼も言わずに、
その場を離れ、待合場所の椅子に座っていました。


たまたま、近くにいたので、一連のやりとりが
目に入ってしまったのですが、
その人から出ているのは、負のオーラで、
見ていて、愉快なものではありませんでした。


私たちも人間であり、ムッとしたり、
イライラすることもあります。


その理由が、ちゃんとあることも、分かります。
でも、大抵の場合、根底にあるのは、
自分が思っていた通りにならないから、
ではないでしょうか?


その人が期待していたのは、
案内係の人が、すぐに書類を用意してくれることであって、
時間をかけて待って、窓口で書類を貰うことでは
なかったと思います。


忙しかったのかも、しれませんし、
早く、戻らなくてはならなかったのかも、しれません。
期待外れの対応に、がっかりして、
怒りを覚えたのかもしれません。


その結果、怒りやイライラは、自分だけには止まらず、
周囲の人たちに、不機嫌さを撒き散らすことになったのです。


怒りやイライラが、悪いことだと申し上げるつもりは、
全くございません。
でも、負のオーラや、不機嫌さを、
関係のない人にまで撒き散らしている、ということも、
時には、考えてみる必要があるのではないでしょうか。



たくさんの感謝と愛をこめて


La tour des Esprits
nene


















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