ハイヒールレッスンを受け始めた当初、
これ程長くレッスンを続けるとは、
全く思っていませんでした。
それは、レッスンを受けさえすれば、
すぐに歩けると思っていたからです。
私がレッスンを受け始めた頃は、
パリでのオートクチュールのレッスンしかありませんでした。
Skypeのレッスンが始まり、毎週受けようと決めましたが、
苦痛の連続で、年に1〜2回、数日間受けるレッスンと、
毎週受けるレッスンとでは、大きく違いました。
もちろん、毎週継続して受ける方が、良いのですが、
レッスン前なると、逃げ出したいと、いつも思っていました。
それは、なかなか上達しない自分が嫌で、
そんな状態で毎週、Asami先生の前に出るのが、恥ずかしかったから、
でした。
逃げ出したいと思いながらも、レッスンを更新し続けたのは、
ハイヒールで美しく歩けるようになりたい、
その想いからでした。
でも、ある日、全てが吹っ切れました。
吹っ切れたというよりも、開き直ったのかも知れません。
「私は、歩けないからレッスンを受けているんだ」と。
12cmのクラシカルでのレッスンをスタートし、
ハードルの高さに、心が折れそうな時もありますが、
それでも、もう、レッスン前に逃げ出したいとは思いません。
ハイヒールで、美しく歩くには、
1日2日、また、数日で完成するものではないからです。
亀のように、ゆっくりな歩みであっても、
それでも、いつか、ハイヒールで美しく歩けるようになりたい。
だから、私は自分が納得いくまで、レッスンを続けるのです。
La tour des Esprits
nene
0 件のコメント:
コメントを投稿